先生からの手紙
過去のブログを読んでいたら一つののブログにたどり着きました。
先生が9年前(合ってますか?)脳梗塞で入院していた時に書いてくれた手紙です。
改めて読んでみて涙が出てきました。
高校3年生の夏休みからリボーンでお世話になり、15年が経ちました。
なんでも飽きっぽい私がこんなに続くなんて自分でビックリです。
最初は先生のストレートの指導にびっくりしたり、ショックを受けたり、
怖かったり(先生ごめんなさい!!)涙を流したり、悔しかったりしました。
何度か「やる気がないなら仕事を辞めてもいい」と言われたりもしました。
負けず嫌いの私は、いつか絶対に居なくてはならない人になろう!!と決めていました。
でもそれは一人前の技術者になりための愛情だったのですね。
だからとっても先生が大好きでプライベートな時間も一緒にいました。(勝手について回っていました)
そういう生活の中、先生が突然、病気になり入院。
精神的に幼い私は、さみしい、悲しいなど自分の事ばかりでした。
そんな時の先生からの手紙。
読んでもらえますか??
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井野さんへ
井野さんと握手したとき ん!!と思った。
こんなに大きくてこんなに柔らかい手だったっけ。
この手でマッサージしてもらいたいと思いました。
たった3週間の間に責任感や思いがこの手にしたんだなぁと感じました。
そして井野さんの目を見ました。瞳の奥の方でいろんなものが光っていました。
6年間こんなに長く会わなかった事はなかった。
毎朝元気で満面の笑みで「おはようございます」を言ってくれた目とは一寸違った
淋しさと悔しさと、がんばりやと、やる気と、
でも私に会ったことでこらえていたものがはずれそうで、でもがんばってこらえて笑っている目でした。
そうです。がんばっても悔しいこともあります。
優しい正しい思いが通じないときもあります。
私がそばで、がんばったね、よくやったね、あれでいいねって
誉めてあげたりなぐさめてあげたりができなくて、がんばっている井野さんを
支えてあげなくてごめんね。
何にしろ4輪車のタイヤが1ヶ個はずれてしかも運転手が降りてしまったものだから
タイヤの変わりも運転の代行もして大変だけど私がいなくて強くなれたり
自信のついた事もあるはず。瞳の奥にはそんな光もありました。
こらえて、しのんで、おさえて、そんな時瞳の奥の奥の方に特別に光り輝くものが出来ます。
思慮深さとか思いやりとか優しさとかが色んなものを経験した人にしかない輝きです。
私は井野さんの瞳の中に少しそれが宿った気がしました。
だってがんばって泣くのをこらえて笑っている目が細くてあまり奥まで見えなかった。
私の病気と井野さんの試練、きっとつながっていると思います。
そして目指すゴールはきっと一緒だと思います。
ゴールで会うのを楽しみにしています。でも身体に気を付けてね。
井野さんとの握手忘れないよ。
島田和以
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書きながら当時のことを思い出し 涙をポロポロ流していましたね(パックが消えてしまうほどにね)
あの時の必死さを経験できたからこそ「今」があるのですよね(^.^)
これからも一緒に頑張りましょうね♪♪
無駄な事はないんだな、と感じました。
これからもお願いします!!!